衛星通信システムトレーナー Satellite-PIDTVRO
【概要】
Satellite-PIDTVROは、実際の衛星で実際のTV放送とインターネットを使用するように設計されています。このシステムは、世界的に人気のある1.2mの電動衛星アンテナと受信機(またはVSATモデム)を利用して、オペレーター(顧客)がその豊富な機能を体験できるようにします。このシステムでは、最も一般的で信頼性の高い受信周波数であるKuバンドに合わせて設計されており、顧客の衛星信号に対応するLバンドインターフェイスを提供します。
【特徴】
1)標準19インチラックを使用したシンプルなデザインと外観
2)低消費電力
3)設置と輸送が簡単
4)2つの異なる偏波受信周波数(垂直、水平)からの選択
5)Spectrum Analyzerを使用しフロントモニタリングパネルからのIFキャリア特性の監視可能
6)インターネット信号テスト用のさまざまなTV放送およびデータ
7)IF信号は標準Lバンドインターフェイス(950MHz〜1450MHz)
8)アンテナコントローラー付きモーターアンテナ-方位角(CW、CCW)-昇降(上、下)
9)アンテナコントローラーフロントパネルからの各種衛星ポインティング
10)スペクトルアナライザーおよび衛星受信機(またはVSATモデム)によるさまざまな衛星信号パラメーターの監視-衛星名-受信周波数-信号品質-受信キャリアのC / N-ブロキャスティング信号タイプ-テレビとインターネット
【機能】
1)衛星偏波のセットアップ
2)方位角モーターを使用したアンテナの方位調整
3)仰角モーターを使用したアンテナの仰角調整
4)リモートのアンテナコントローラーを介したアンテナ角度制御
5)衛星受信機のパラメーター構成(衛星、周波数、シンボルレート、FEC、など)
6)Lバンド周波数の受信と監視
7)スペクトラムアナライザーからのC / N測定
8)衛星放送受信機によるさまざまなテレビ放送信号のテスト
9)テレビとインターネット
【構成要素】
機器名 | 個数 |
---|---|
1)機器ラック | 1 |
2)AZ&ELモーター付き1.2 m Kuバンドアンテナ | 1 |
3)アンテナフィード(OMT) | 1 |
4)BUC(ブロックアップコンバーター) | 1 |
5)LNB(低ノイズブロックダウンコンバーター) | 1 |
6)アンテナコントローラー | 1 |
7)IFモニタリングパネル | 1 |
8)L-Band Divider | 1 |
9)AZ&EL用モーター制御ケーブルAssy(30m max | 1 |
10)送受信用IF Cable Assy(30m max) | 1 |
11)ユーザーマニュアル | 1 |
⇒お客様側でご準備頂く必要のあるもの | |
TVモニター | 1 |
VSATモデム- | 1 |
衛星放送受信機(セットトップボックス) | 1 |
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【システム構成図】
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【仕様】
1)アンテナ
アンテナ直径 | 1.2m |
アンテナタイプ | オフセット、モーター駆動 |
マウントタ | 方位角>仰角 |
方位角調整範囲 | 0°〜360°(連続) |
仰角調整範囲 | 5°〜90°(連続) |
周波数範囲 | RX 10.95〜12.75 GHz TX 13.75から14.50GHz |
ゲイン、ミッドバンド | RX 41.5dBi、TX 43.0dBi |
極性 | 直線偏波(H-Pol、V-Pol) |
-3dBビーム幅 | 1.51° |
VSWR | 2.5 |
G / T | 18.96dB /°K(0.8dB LNB) |
サイドローブ | ITU RS 580 |
最大電力 | 100W |
給電インターフェイス | WR-75 |
動作温度 | 20°C〜+50° |
2)アンテナコントローラ
LCDディスプレイ | AZ 3桁、EL 3桁ボタン |
ボタン | AZ-CW / CCW EL-UP / DN |
コネクタタイプ(背面) | MSタイプ、AZ&EL |
寸法 | 482(W)x88.8(H)x D400(D) [mm] |
入力電力 | 220VAC、60Hz |
消費電力 | 20W |
動作温度 | 3) 0°C〜+ 50°C |
3)BUC (ブロックアップコンバーター)
出力周波数 | 14.0〜14.5GHz |
LO周波数 | 13.05 GHz |
入力周波数 | 950〜1450 MHzx |
出力電力(P1dB) | 34dBm(3Wリニア) |
線形ゲイン | 58dB 51dB (min) |
外部リファレンス | 10MHz(正弦波)、-5〜+5 dBm @入力ポート |
入力コネクタ | Fタイプ、メス(75Ω) |
出力コネクタ | 導波管、WR-75 |
電力 | DC電源、+ 24V(+12〜+ 30V) |
消費電力 | 15W |
動作温度 | -40°C〜+ 55° |
4)LNB(ローノイズブロックダウンコンバータ)
入力周波数 | 12.25〜12.75GHz |
LO周波数 | 11.30 GHz |
出力周波数 | 950〜1450 MHz |
出力電力(P1dB) | 8dBm |
変換ゲイン | 60dB 55dB min |
ノイズ指数 | 0.8dB |
入力コネクタ | ウェーブガイド、WR-75 |
出力コネクタ | Fタイプ、メス(75Ω) |
電力 | +12〜+ 24VDC(IF同軸ケーブル経由) |
消費電力 | 5W |
5)IF モニターパネル
周波数 | 950〜2000MHz |
ポートインターフェイス | BNCタイプメス、1ポート(RX) |
データインターフェイス | 10 / 100base-Tイーサネット |
パネルサイズ | 1U |
6)L-バンドコネクター
周波数 | 950〜2150MHz |
In / Outポート | 入力1、出力4 |
ポートインターフェイス | Fタイプ、メス |
挿入損失(イン-アウト) | 7.9dB標準 |
アイソレーション(アウト-アウト) | 20dB標準 |
7)ラック
寸法 | 600(W)x 750(H)x 600(D)mm |
電源ソケット | 90-250VAC、4穴 |
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【実験マニュアル内容】
第1章 衛星TVROおよびインターネットシステム操作ガイド
1.はじめに
-概要、システム機能および機能 -コンポーネント -システムブロック図 -仕様
-システムの正面および背面図 -アンテナコントローラーの動作
2.衛星アンテナの組み立て手順
-コンポーネント -アンテナの組み立て手順
3 衛星アンテナポインティング手順
-概要 -アンテナポインティング手順
4.衛星受信機のセットアップ手順
-概要と説明 -基本操作 -メインメニュー -衛星放送受信手順
5. VSATモデムのセットアップ手順
-概要と説明 -モデム構成 -トラブルシューティング
6.衛星通信事業者の監視手順
-概要 -衛星通信事業者の監視手順
第2章衛星通信の概要
1.衛星システムの基礎
-衛星の基本特性 -システム要素 -衛星軌道構成 -周波数スペクトルの割り当て
2.衛星通信の進化
-オリジナルアイデアソース -進化する衛星カバレッジ-特殊システム:DTHおよびモバイル-高周波数帯域での拡張:Ka-Band
3.衛星ネットワークアーキテクチャ
-衛星ネットワークの一般的な機能 -ポイントツーマルチポイント(ブロードキャスト)ネットワーク -ポイントツーポイントネットワーク -VSATネットワーク
4.マイクロ波リンクエンジニアリング
-デシベル-地球空間リンクでの伝播 -マイクロ波送信機および受信機 -全体的なリンク品質
5.変調、多重アクセスおよび障害
-デジタルベースバンド信号および階層 -ディジタル変調-多重アクセス方法-歪みおよび障害